こだわって、ムキになって50年(酒井秀幸さんのお話) わたしの有機農業
1、酒井さんの有機農業
近代農業の反省 (科学万能ではない 生態系として…) ↓ |
乳牛の飼育に携わる。(生産性、効率重視の時代に翻弄される) *糞は肥料に、乳は子どもの最高の栄養源だと確信…しかし 飼育規模拡大も余儀なく(農業政策の転換を迫られる。) 生産性、効率重視の時代へ、生乳を出荷していながら、ミルク加工用としての値段 で搾取される。乳業会社の支配で価格が決まる。 こんなはずではなかった。 米、野菜に農薬、科学肥料を多くの人が使う。藁が朽ちない田圃…昔は田圃で早く朽ち、土に還っていたはずだった。 多くの疑問を感じながら、悩む。 |
「健康な米づくり」 ↓ |
「健康な米づくり」の講演を受講(兵庫県の学生青年センター) 菊地先生の話(役職のバッチをはずして、一人の人間として、これまでの農業に対する危機感と対策の本音トークだった。) |
安心な農産物を求める 消費者との出会い ↓ |
「どうして、農家の人は健康な米づくりに切り替えないの?!」と、上記の講座を共に受講していた主婦に詰め寄られる。 農薬なしで生産して、米に黒粒米が0.1パーセント出たら、等級が下がり、価格がどんと落ちてしまう。生産者の死活問題です。 …買い支えるから生産して欲しいと言う消費者との出会い。 アトピー性皮膚炎で夜も眠れぬこどもを抱いた母さん達だった。 |
消費者さんとの出会い 提携の絆 「おっちゃんのホウレン草を 買いたいんや!」 |
こうして、健康な米づくり、有機農法への転換をはじめられ、安心な野菜も求められるようになる。 「おっちゃんのホウレン草を買いたいんや!」とアトピーに苦しむ親子が酒井さんを訪ねて都会からやってきた。 近隣の農家も少しずつ賛同者が増える。 篠山有機農業実践会が誕生する。 |
2、環境へのこだわり
篠山にこれ以上ゴルフ場はいらない 反対運動 |
松枯れ対策(農薬の空中散布)に疑問 |
近自然河川に向けて(兵庫の川サミットの提唱) |
武庫川のいのちを守る(武庫川委員会への名乗り) 武庫川委員会の公募委員をされております。 |
子ども達は今(幼児教育、少年期の環境) |
実態を知ろう(自信喪失の母親たち) |
わたしにできること(川のいのちを探る) |
少年時代 : 神戸 御影で蔵人の食事をつくられた苦労話、経験などもうかがった。