事例発表:千姫プロジェクト(質問への回答)2004年2月28日現在

@団体名 特定非営利活動法人 千姫プロジェクト http://www.1000hime.jp/
A団体の種類
任意団体、NPO、法人等
NPO (特定非営利活動法人)
B団体の目的
旧来の共同体崩壊を受け、単なる地縁・血縁を超えた21世紀型の
コミュニティのあり方を探り、新たな人的ネットワーク構築を目指す。
更に、情報発信、関係性の記録のためにICTを活用する。
播磨地域を主たる活動エリアとして、情報通信技術を利用したエコマネー
「千姫」を開発し、それを活用して地域社会において善意の循環を促す
ことにより、環境問題等地域課題についての取り組みを推進し、質の高い
市民生活の実現と普及啓発に寄与することを目的とする。
C団体運営資金
(差し支えない程度で)
必要に応じて持ち寄り
D行政の支援有無と支援の内容 平成13年度、ひょうごボランタリープラザより、地球通貨実践事業の助成
を受けた。また、行政職員数名が、あくまで個人での参画となっている。
Eその他企業などの支援と連携
(あれば)
ITに関しては、技術的及び人的支援(ボランティア)を企業などより受けている。
なお、企業職員も、あくまで個人での参画となっている。
F団体としての課題 外部からのニーズ(取材・調査・交流)対応が、割と大変である。
G地域通貨発行の動機 上記目的などを実現(具現化)するためには、地域通貨制度(エコマネー)の
導入が最適なのではないかということにより、地域通貨(エコマネー)を発行した。
Hツールとしての効果 街角のセーフティネットが創設された。困った時の千姫頼みで、安心安全の
社会構築に寄与。
I地域通貨運営に関する課題  既に開発者のご好意でIT地域通貨運営のためのオープンソース(無償ソフト)
を公開し、(NPO)エコミュニティ・ネットワークと連携してインターネットによる
無料利用システム(ASP)としての提供を行っているので、これを活かして
地域通貨の流通・連携を図ることが課題である。
 遠隔地から参画する会員さんについてどうするかが、これまでは問題であった。
しかし、諸課題についてのプロジェクトをその都度組むことによって、目的を持った
当該会員さんが、その目的を達成するために参画することも可能となり、
問題に関しての解決の道筋が付きつつある。
J団体が期待する参画と協働  現在、千姫プロジェクトは、「いいかげん(良い加減)」をモットーに運営されている。
そして、産学官民がそれぞれ『個人』で参画し、協働している。
そのような中、あたらしい地域経営に興味のある人も多く存在する。
 かような参画と協働の形態が、あってもよいのではないかと考える。
 また、実践の過程において、参画と協働なるものは後からついてくるものでは
ないかとも思うところである。
K地域通貨拡大のために
期待する参画と協働
 地域通貨の『拡大』については、無理することはないのではないかと思うし、
無理やりおすすめすることも考えていない。
 強いていえば、地域に住み集う皆様が自発的に、地域通貨という一つの地域おこしの仕組みに楽しく参画できる場づくりが、大切なのではなかろうか。

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